年に関係なく
「近頃の若者は」
もうずいぶん昔から使われているであろうこのフレーズ。
年を重ねるにつれ、自分より若い世代のいたらない点ばかりが目につくのかな。
私たちの若い頃は…と自分の青春時代を美化しては、日本人の美徳が失われていくと嘆く人々。
しかし、現実はどうだろう。
通勤時の満員電車。乗るのも降りるのもとても大変。
そんな朝のホームで、割り込み乗車してくるのはたいてい中高年。
人がぎゅうぎゅうに詰まった社内、意地でも新聞を開いて読んでいるのは大人。
降車時、自分が降りる駅ではないからと、ドア付近で意地でもどかないのも大人。
見習うべき姿はそこにはなく。
叱られず育った子供たちは我慢弱く、会社でもマナーやスキルを学ぼうとする意欲が薄い。
「ここは君の家じゃないよ」と言いたくなることがしばしば。
しかし叱ってはいけないのだ。自分の行動が間違ってたんだ、なんて、思わないらしい。
言動を改めるのは、また注意されたら恥ずかしいから、とか、面倒、とか。
そんな若者を育てたのは誰だろう。
彼らの親を育てたのは誰だろう。
割り込みをして、道いっぱいに広がって歩き、二言目には「年寄りを敬え、大事にしろ」と言う。
このセリフを多く吐く人ほど、つまらない人間だ。
年齢しか、相手を上回るものがないのだ。
尊敬は強要するものではない。
嘆くなら、年齢に関わらず、近頃の日本人は…と言うべきかも。
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